モデルハウスのブログに毎回登場するこの平面図ですが、なかなかお目にかかれない図面ですよね。
スタンダードじゃない、このカタチ。住みこなせるか不安かもしれませんが、スキップフロアを採用したり、生活動線が考えられているので、暮らしに馴染むようきちんと設計されています。
✔ 変形のポイントを、デッドスペースにせず上手に活用しています
モデルハウスは逆L字型のようなカタチをしている敷地なので、規格住宅は難しく、うまく活用できなければ、デッドスペースを生んでしまいます。
間取り図をみていただくと分かるように、そのすこし変形したエリアをモデルハウスでは二階のリビングスペースにしています。変形なカタチを生かして、台形のLDKを。壁の角度や窓の取り方を工夫することで、落ち着いて居心地がいい場所になりました。
真下の1階の変形ポイントには、ワークルームとして、デスクを置いています。備え付けではないので、家族の成長に合わせた使い方ができる空間。半個室なので、仕切りたい場合はパーテーションなどを使えば個室空間に。リモートワークに最適ですね。
✔奥行が感じられるので、実際の面積よりも広々と感じられます
吹き抜けの階段は、LDKとこんな距離感で繋がっています。白いアイアンの手摺なので抜け感も◎
リビングから水回りへは写真のように、行き止まりが見えません。奥行があるので、実際の面積以上に広々とした空間に感じられます。
ここを進むと、水回りやWIC(ウォークインクローゼット)などがコンパクトにまとまっています。使いやすい生活動線。
✔うまく活用できていれば、「変形地ならではのメリット」を楽しむ暮らしに
ダイニングとリビングをつなぐスキップフロアの階段は、ちょっと腰をかけるのにもちょうどよさそうですね。子ども部屋のベンチ空間のように、この場所も「階段」だけに用途を限定せず、楽しみながら工夫する余地があります。
高スペックな設備で住みやすいことに加えて、そうした自分なりの使い方を探す「余地」が残されているところも、このモデルハウスの魅力だと思います。
✔玄関ドアもプライバシーを保てるように。
一階の玄関まわり。玄関ドアを道路に対して目線を外した垂直方向で設けています。視界には限定された空間しか目に入らず、プライバシーが保てます。
敷地に合わせた廊下は、右の写真のように角度がついていることによって、空間にリズムが生まれ、ここでも奥行が感じられる効果アリ。
✔高性能=省エネの、サスティナブルな暮らし
キッチンはキッチンハウス。オール電化のIHクッキングヒーターを採用。
モデルハウスは、高断熱・高気密の高性能住宅です。ですが、言葉で表現してもピンとこないかもしれません。
客観的に伝わりやすいので、数字を使って表します。気密性と断熱性は性能をあらわす数値があり、以下、一般的な高性能住宅とモデルハウスとの比較をしています。
〇C値(相当すき間面積) 一般的な高気密住宅の基準 【2.0以下】 モデルハウス 【0.4】
※気密性 C値=住宅にどのくらいの隙間があるのかを示す値。低いほど高気密。
〇UA値(外皮平均熱貫流率)一般的な高断熱住宅の基準 【0.87以下】 モデルハウス【0.48】
※断熱性 UA値=家からどれくらい熱が失われるかを示す値。低いほど高断熱。
このように、モデルハウスは、なかなか優秀な数値なんです。窓の大きさや数などで数値をさらに減らすことはできますが、「暮らしやすさ・居心地の良さ」を犠牲にすると本末転倒。
モデルハウスは、「快適で居心地のいい住まい」を考えながら、とことんまで「すき間を減らし、家から熱を失わせない家」を目指しています。イメージとしては、エアコンの設定温度がそのまま体感温度になる住まい。
夏だと扇風機、冬だと電気ストーブなどの補助的な冷暖房製品がなくても、快適に過ごしていただけます。
〚CAFな家〛では他のお住まいも、ガス代が不要なオール電化住宅の電気代は、年平均で1万円ほどです。ソーラーパネルなどのゼロエネルギー住宅も手掛けており、そうなると売電収入が出ることも。(詳しくは、CAFな家のゼロエネルギー住宅)
住まいのランニングコストを減らすことは、家計だけでなく、地球にも優しい暮らしへと繋がっていきます。
さて、3回にわたってモデルハウスの魅力をお伝えしていきましたが、いかがでしたか。
一つ一つを妥協せず丁寧に検討したモデルハウス、体験会などでぜひ一度ご覧になってくださいね。
モデルハウスブログ 暮らしがスムーズにまわる理由~高性能篇
写真提供:iedeco(家デコ)