コストについて
#1
家づくりはライフサイクルコストで考えましょう
ライフサイクルコストとは、生涯に必要な費用のこと。家の場合は、土地の購入費や建物の建築費のほか、光熱費や固定資産税、修繕費、解体費など、その家でトータルしてかかる費用のことを言います。
家は20年、30年と住み続けるものなので、イニシャルコストだけで判断するのは危険です。丈夫で長持ちし、省エネ性能も高く、ずっと快適に暮らせる家であることが重要。
CAFな家では、建てた後のことも考えた家づくりをご提案しています。
#2
光熱費=生涯ローンと考えましょう
電気代やガス代、灯油代などの光熱費は、生涯ローンととらえてもいいでしょう。
なぜなら、健康で文化的な生活を営む以上、エネルギーは必ず使い続けることになるからです。
たとえば、月々の光熱費が1万円の家庭と2万円の家庭があったとすると、その差額は1万円です。
それが1年後には12万円、35年後のローン完済時には420万円もの差になります。
夏も冬も、少ないエネルギーで快適に暮らせる家は、家族の健康だけではなく、あなたの未来のお財布も守ってくれるのです。
#3
メンテナンスコストについての考え方
家は何の対策もせずにそのまま住み続けていると、どんどん劣化していきます。
築後10年で、直接太陽光の当たる屋根や外壁に傷みが出はじめる。
20年も経過すると、サッシやシャッターに不具合が生じ、キッチンや浴室なども交換の時期になります。
家の大きさや使っている部材によっても変わりますが、一般的な住宅で築後30年のメンテナンスコストとして400〜500万円はかかると言われています。
資金計画を立てる際には、そのあたりも頭に入れておくようにしましょう。
#4
性能の違いがライフサイクルコストに影響する
⻑期優良住宅とは
「いいものを作って、きちんと手入れして、⻑く大切に使う」社会へ移行することが重要となっています。こうした背景から、平成21年6月に⻑期優良住宅の普及の促進に関する法律が施行されました。平成30年度末には認定戶数の累計が全国で100万戶を突破しました。
⻑期優良住宅の魅力
住まいを⻑期優良住宅とした理由について、戶建住宅の場合、利用者からは 「高い性能」が最も多く挙げられており、 次いで「金利引き下げ等」「税の特例措置」が多くなっています。また、一般的な住宅に比べて、全体的に満足している方が多くなっています。
賃貸化による賃料収入が見込める
マイホーム借り上げ制度
国土交通省が支援する一般社団法人移住・住みかえ支援機構(JTI) による、自宅を借り上げて転貸し、賃料収入が得られる制度です。マイホームから離れてしまう場合等に、売却することなく第三者に貸すことで賃料収入を得ることができます。制度を申し込み後、1人 目の入居者が決定以降は、空室が発生しても規定の賃料が保証されます。
かせるストック
JTIが認めた外部の耐久・耐震性基準を満たし、⻑期にわたるメンテナンス体制を備えた新築住宅を「かせるストック」として認定しています。新築購入時にJTIから「かせるストック」の認定を受けた住宅なら、通常の利用条件である50歳を待たずに「マイホーム借上げ制度」が利用できます。⻑期優良住宅であれば、耐久・耐震性基準が認められます。
一般住宅と⻑期優良住宅のコスト⽐較
モデル例
- 家族構成(※I)
- 4人家族(子供2人)
- 世帯主年収(※II)
- 7,380,000円
- 戶建住宅の価格(※I,II)
-
土地:20,373,000円
建物:31,580,000円 / 122.2m²
(不動産の価格 2,058万円) - 住宅ローン借入額(※III)
-
47,483,000円
- 固定金利:1.25%
- 元利均等:35年(420回) - ボーナス返済なし
- 初年度12ヶ月分支払い
[参考資料]
※I H30住宅市場動向調査
※II R1宮城県地価調査
※III 2018年度フラット35利用者調査
税 金(※1)
住宅ローン減税(拡充適用)
地震保険(※2)
住宅ローン返済総額
ランニングコスト(光熱費)
- ※一般 月25,000円×12ヵ月×35年
- ※長期優良住宅 月15,000×12ヵ月×35年間
- ※ご利用方法等によって光熱費の節約効果は異なります。無理のない範囲で省エネ・節電を心がけましょう。
家族構成(※I)
- 規模修正率
- :1.00
- 新耐震基準適合率
- :1.00
- 建物全体の品等格差率
- :0.98→1.03
- 現価率
- :5.42%→66.47%
- 付加価値率
- :1.00
- 外観補正率
- :1.00
- 外構補正率
- :1.00
- 内装・設備補正率
- :1.00
ライフサイクルコストを考えるにあたっては、イニシャルコスト(土地・建物)とメンテナンスコスト、ランニングコスト、長期優良住宅この4つについて比較する必要があります。
イニシャルコストが低い家は、一般的に建材や部材、断熱材などの品質があまりよくありません。
断熱性・気密性が低いと、家の中の温度を快適に保つことができないため、光熱費が割高になります。
また、安い施工業者を使うと、工事が雑になることもしばしばで、結局メンテナンス費用が高くついてしまいます。
CAFな家は、メンテナンスコストとランニングコストを抑えることで、ライフサイクルコストを安くする家づくりを行っています。
(詳しくはお尋ねください)