こんにちは。
スタッフ後藤です。春の訪れを感じる日が増えてきましたね。わが家の庭の植物も、新芽が出てきたり蕾が膨らんで、にわかに元気になってきました。
さて、今回は【子どもと暮らす住まい】について考えてみたいと思います。
わが家には、小1娘・小5娘・中1息子の3人の子どもがいますが、「子どもとどう住まうか」については、まだまだ試行錯誤が続いています。
年齢によって「子どもの求めるもの」が変わっていくことを実感しながら、うちの失敗談も交えて、「理想の子どもスペース」を探っていきたいと思います。
わが家の子ども部屋のスタートは、息子が小4・娘が小2の時。二階に、6畳ほどの子ども部屋をそれぞれに用意しました。
ただ、現在使用しているのは中1息子のみ。その使い方も、就寝時と試験勉強の時ぐらいなもので、この時期は「寒いから」という理由で、普段の宿題ならリビングでやっています。
理由は、我が家の昔ながらの「隔離された二階」にあるような気がしています。
2階にいると、1階の家族の気配は全くせず。小5の娘は、「一人で二階に行くのは、なんか寂しい」そうで、一時期は使用していたものの、長い間手つかずになっています。
手つかずといえば、子ども部屋にある学習机もそうです。息子が買う時に「わたしもほしい!」と主張したので、小1の時に、無印良品のオーク材デスクを一緒に与えました。
無印良品週間の勢いと、スタンダードな形だから「長く使えるだろう」ということで購入。
とはいえ、こちらもリビング学習のため、ほとんど使用せず。。なのに、白い女の子っぽい学習机に憧れた時期があり、無印は「妹にあげる」発言が飛び出すような状況です。(結局、夫の在宅勤務用に使用中)
男子はあまりこだわりがないけど、女子は、そのあたりの趣味の変化の危険性を痛感しました。1年生の末っ子には特に何も用意せず、ランドセルと教科書を置くスペースのみ与えて、入学を迎えました。
こういったエピソードは、周りでもよく耳にします。【子ども部屋の物置き場現象】。
親世代の目線で「入学を機に個室」くらいのイメージで考えていましたが、今の子には小学校の高学年くらいに個別のスペースがあれば十分だなと実感しています。
この「早すぎた選択」は、「いずれ使うからいいか」いうことで始末をつけてしまいがちですが、子どもの趣味の変化に対応できなかったり、物置と化して掃除が億劫になったりと、デッドスペースを生むことにも繋がりかねず、家を十分に生かしてる状態とは言えません。
あくまで私見ですが、理想の“子どもと暮らす住まい”について考えると
・家族の気配を感じつつ、子どもだけのスペースを確保できる
・小さいうちは、のびのびと過ごせる広い空間、室内遊具や遊べる空間があるとよい
・大人は、家仕事などをしながら、子どもをゆるく見守っていられる
〚CAFな家〛の「MADORAN」的な一室空間は、そんな、大人も子どもも安心して、暮らしを楽しめる理想の住まいに近いなと感じます。写真の中二階の空間も、家族の気配を感じられる一室空間のため、子どもは安心感を感じながら、好きなことに存分に没頭できそうです。
「余白」の空間があることで、リモートワークが始まった時、ちょっとしたパテーションさえあれば対応できたり、大人数の来客にも応じられたり、子どものためにハンモックやトランポリンなどを置く遊び場を確保できたり。。
そうした【暮らしの変化に対応できる、柔軟な住まい】が理想的だと感じるに至りました。
新たに住まいをお考えの方は、「人数分の子ども部屋を!」という考えに囚われずに、柔軟に対応できる住まいという視点で、子どものスペースについても考えてみてくださいね。