西区のI様邸、GW明けに着工しました。
今回は、【捨てコンクリート~基礎完成】までの様子と共に、〚CAFな家〛の断熱と気密を高めるポイントをお伝えしていきます。高性能な住まいをつくるために、基礎のどこに着目していけばいいのかを簡単に解説していますので、住まいをご検討の方は、ぜひチェックしてくださいね。
✓捨てコンクリートの打設
捨てコンクリートの打設作業。「捨て」という名前の通り構造には関係ない部分ですが、基礎をつくる際に大切な工程です。平滑にならすことによって、作業しやすく、墨出し(基礎の正確な位置を記す)がスムーズに行えます。太陽が照り付ける梅雨の晴れ間に、手際よくあっという間にならされていきました。
✓コンクリートの流し込み→基礎完成
コンクリートを流し込んだ後も、立ち上がりの部分のコンクリート量を職人さんの手によって調整していきます。固まってしまうと修正がききにくい箇所だからこそ、丁寧に行っていきます。枠を外して、きれいな基礎の完成!
気泡のない、美しいコンクリート面。職人さんの技術の賜物です。コンクリートの流動性・打設方法・配合・温度・天候などの要素をきちんと計算して、打設しています。
✓基礎と土台をつないで、基礎の内部を断熱材で覆っていく
〚CAFな家〛では【基礎断熱】を採用しています。床下空間も室内空間のひとつとして考え、基礎内部をぐるっと断熱材で覆っていく手法です。床下からの熱を伝わりにくくするとともに、機械換気することで、床下の空間を室温と同じ条件に保つことが可能になります。
長年、木造住宅は、床下の根太・大引きのあいだに断熱材を落とし込む「床断熱」の手法が主流でしたが、北海道などの寒冷地で、水道の凍結を防ぐ目的で開発された「基礎断熱」工法が、全国的に普及していきました。
写真のように断熱材で覆った後は、断熱材と基礎の隙間に発泡ウレタンを吹き付けていきます。土台と基礎の間の断熱欠損を防ぎ、少しの隙間も見逃さないようにして、気密性を高めていきます。〚CAFな家〛の高い断熱性・気密性は、こうした丁寧な「基礎」がベースになって実現しています。