家づくりを考え始めるとよく目にする『Ua値』『C値』『BEI』などの専門用語。
これらの3つの数値は、「ZEH住宅」「長期優良住宅」「GX志向型住宅」などの補助金制度のある基準にも使われています。
実はこの専門用語の意味がよくわからない…という方も多いのではないでしょうか?
今回はイラストや写真を使ってご説明します↓↓
『Ua値』・・・断熱性能を数値にしたものです。数値が低いほど外気の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かく過ごせる快適な住まいになります。そのため、家を建てるときには「どんな断熱材を使うか」がとても大切です。高性能な断熱材で家全体を包み込むことで、外部の温度を内部に伝えにくくなり、1年中快適に過ごすことができます。
また新築だけでなく、リノベーションによって高性能な断熱材を使用することで数値を下げることも可能です。
※補助金制度にもある「ZEH」対象は「Ua値0.6以下」の高断熱住宅となります。
CAFな家 の自社規定は【Ua値0.46以下】としており、
これまでの実施平均は【0.43】、直近3年の平均値は【0.38】となってます。
『C値』 ・・・気密性能を数値にしたものです。住まいには見えないさまざまな箇所に隙間が存在し、隙間面積が小さいほど数値が低くなります。家の隙間が少ないと熱の出入りが小さくなり、外気の影響を受けにくくなるので、エアコンの効きが良く省エネで快適に過ごすことができます。高断熱化したお家でも気密性が悪いと本来の性能を発揮出来なくなってしまいます。魔法瓶の蓋を開けたままにしていたら暖かい飲み物もすぐに冷めてしまいますよね!家も同じで気密性能って意外と大切なんです
※一般的な建売住宅は【7~5程度】で、【1.0以下】で高気密と一般的には言われています。
CAFな家 の自社規定は【0.5以下】としており、
これまでの実測平均は【0.37】、直近3年の平均値は【0.32】となってます。
『BEI』・・・家全体で一次エネルギー(エアコン・照明・給湯・換気など)をどのくらい消費するのかを数値にしたものです。こちらも数値が低いほど、エネルギーの消費(光熱費など)が抑えられ、省エネで経済的なお家であるということになります。また「太陽光発電を活用する」「エアコンを省エネ仕様にする」など、あとからの工夫次第でBEIの数値を下げることも可能です。
集う家 ー年中快適で機能的な間取りの家
家づくりは大きな買い物でもあります。ですので、長く快適に過ごせる家をつくるために必要な知識を増やしていきましょう!
また快適な暮らしを支える重要なポイントが『C値』となるので、次回は『C値を下げるための構造と断熱材選び』についてお話ししたいと思います(^^)